水の都の雑記帳

第8世代トリプルまで充電中

【PJCS2021ジュニアカテゴリ】バナコー眼鏡エレキ【トーナメントベスト8】

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初めましての方もいらっしゃると思います。カノソと申します。

今回娘のサクサクがPJCS2021ジュニアカテゴリの本戦を17位で通過、その後のライブ大会にて予選5位通過、ベスト8進出の好成績を残してくれた為構築記事を書かせてもらいました。

子供に使ってもらう構築を組む上でどのような事を重視していたか細かく解説しております。

マスターカテゴリで切磋琢磨されている方からすると少々退屈な内容かも知れませんがご容赦ください。

また、本記事では個体値努力値といったスラングやHABCDSといった略称を使用することがあります。ご了承下さい。

【構築経緯】

娘の使用してきた構築は今回に限らず全て自分が組んでいるのですが、構築を組む上で大切にしているのが「娘の好きなポケモンを最も活躍させられる構築にする」「娘が使用しても分かりやすくプレミが少ない構築にする」の2点です。

今回は娘が最初にプレイしたFRで初めて相棒にしたフシギバナが分かりやすく強力だと感じたためコータスを採用しバナコーを軸にPTを組むことにしました。 次にバナコーと相性が良く圧倒的な火力と制圧力を発揮できるレジエレキを採用。レジエレキとの相性が良く幅広い範囲に対応できて汎用性の高い一撃ウーラオスを同時に採用。

最後の2枠は威嚇、壁、トリル、弱保等々本当に色々と試しましたが最終的に本人がもっとも使いやすいと感じた負けん気ボルトロスとブリザポスを採用して6匹が決まりました。

この6匹でPJCS2021本戦に臨み最終17位でライブ大会の参加権を獲得。その後も調整を試みて色々と変更を加えるか考慮しましたが、手に馴染んだ構築を下手に弄るよりも使い慣れた6匹で挑む方が良いと判断し本戦の構築をそのままライブ大会に持ち込むことにしました。

【個体解説】

フシギバナf:id:KAN0S0:20210723070519j:plain

ねむりごな、ウェザーボール、ハードプラント、だいちのちから@バコウのみ(飛行半減)

ひかえめ、ようりょくそ、A0、キョダイ個体

実数値H171 A78 B104 C167 D121 S116

努力値H124 B4 C252 D4 S124

この構築の原点であり要。娘が初めて一緒に旅に出た相棒ポケモンです。

ねむりごなは主にダイウォールの種として使用する事を想定。ランクバトル、ネット予選、ネット本戦までは「粉は極力撃つな」「どうしても撃たないと勝てない時にだけ頼れ」と徹底して粉に頼らないプレイングを身につけさせました。その上で恐らく格上としか当たらないライブ大会当日のみ「当てれば勝てるなら積極的に粉を振れ」「困ったら粉で解決だ」と方針を転換。これが功を奏して敗北濃厚の試合を1つ引っくり返すことができたので結果的にこの選択は正しかったと思います。

ウェザーボールは主にミラーへの打点と味方エレキのボルチェンからコータス降臨によるダイバーンでダイマメタグロスをワンキルできるように採用。

草技は他にもいくつか候補となるわざがありますが色々と試した結果、娘の判断でハードプラントに。

※ヘド爆は非ダイマ時にレヒレに撃ちたい程度だったので切りで。(低威力のダイアシッドはダメージ感覚が狂い思わぬ削り残しを誘発しかねないと判断しました。)

S調整はエレキネット1回でウツロイド抜きと、同族のS115(トリル時味方こわいかおで最遅ガエン抜き)を意識した116

コータスf:id:KAN0S0:20210723070942j:plain

ねっぷう、まもる、ボディプレス、あくび@オボンのみ

れいせい ひでり A0 S0

実数値H177 A90 B161 C150 D90 S22

努力値H252 B4 C252

フシギバナの相棒として採用。

このポケモンはいくつかの型がありますがとにかく使いやすい構成にする事を目指しました。

調整段階ではトリルを絡めたもくたんふんかやだいちやソラビを持たせた3ウェポン等も試したのですが、とにかくトリルの管理が苦手らしく本人が断念したためトリルでのエース運用は諦めました。

またHPの管理、具体的に言うとこのターンどの程度ダメージを受ける可能性があり、その結果ふんかのダメージがどの程度になりそうなのかといった想定が難しいと判断し、ねっぷうによる安定火力に絞りました。

サブウェポンにはかいでんぱやすてゼリフで威力が下がらないボディプレスを採用。

あくびとまもるでオボンと合わせて場持ちを良くしました、

レジエレキf:id:KAN0S0:20210723071006j:plain

10まんボルト、エレキネット、エレキボール、ボルトチェンジ@こだわりメガネ

おくびょう

実数値H155 A108 B70 C152 D71 S277

努力値C252 D4 S252

最強の矛としてもっとも多くの勝ち筋をもぎ取ってくれたこの構築のMVP。

とにかくトランジスタメガネの火力がえげつなくて多くのポケモンを沈めてきた勝ち星製造侍。

最初はじしゃく持たせてまもる入れて~といった教科書通りの個体を使わせていましたが、調整の最中に自分のメガネエレキを試しに触らせてみたところ「コレが一番いい」とのことでメガネエレキの採用となりました。

余談ですが翌日のマスターカテゴリでリンヤ選手がバナコー軸で全く同じレジエレキを使用していたため娘の応援の度合いが半端なかったです。

ウーラオス(一撃の型)f:id:KAN0S0:20210723071031j:plain

あんこくきょうだ、みきり、インファイト、ふいうち@きあいのタスキ

ようき キョダイ個体

実数値H176 A182 B120 C74 D80 S163

努力値H4 A252 S252 コイツに関しては今更語る事は無いですが、使う側としてはこの上なく分かりやすく、相手にする側は分かっていても対処に苦慮する入れ得ポケモン

難しい立ち回りを考えるよりも殴れる方向を素直に殴るのが最強の立ち回りの1つなので、ジュニアプレイヤーにとっては最も扱いやすいポケモンの一匹だと考えています。

娘も絶対の信頼を寄せていて選出に困った時はとりあえず後ろにコイツを控えさせていました。

ボルトロス(化身)f:id:KAN0S0:20210723071051j:plain

そらをとぶ、ちょうはつ、ワイルドボルト、ばかぢから@いのちのたま

ようき まけんき

実数値H175 A146 B91 C130 D101 S179

努力値A252 D4 S252

選出率が最下位で個人的にはポリゴン2にしたいと考えていた枠。娘はポリゴン2を上手く扱えないと洩らしていたのと、試運転の時にブリザボルトの並びが刺さって活躍出来たことから気に入って採用したようです。

また、このポケモンだけは親が娘でも自分でもなく嫁(昔ほんの少しだけやっていた時)のポケモンだったため恐らくそれも採用理由の1つだったのかなと思われます。

とはいえライブ大会でも選出機会があり活躍もしていたらしいのでベスト8進出に貢献はしてくれていたと思います。

ブリザポスf:id:KAN0S0:20210723071114j:plain

つららおとし、ヘビーボンバー、インファイト、10まんばりき@とつげきチョッキ

いじっぱり

実数値H204 A216 B151 C74 D132 S52

努力値H228 A252 B4 D12 S12

フシギバナの通りが悪い時やトリルを相手にする時のダイマエースとして採用。当初は勇敢最遅でのトリル運用を目指しましたが、前述の通りトリルの扱いに苦慮したため割り切って非トリル下での運用に絞ることに。 わざに関してはメインの氷と耐久強化の鋼と地、残り1枠はミラー意識のインファイト

Sに努力値を大きく割くブリザポスは殆どいないためブリザvsブリザの対面になった時いじっぱりS4振りに非トリル下で先制できるようS12振り。これは思った以上に大正解で試運転から数えてほぼ全てのブリザポスの上を取ることができました。それでも実数値はたったの52なのでスイッチトリルを相手にした時の裏エース運用にも支障はきたしませんでした。

余談ですが調整で使っていた英語個体の親名が何故かバグってしまっていたため、万が一を回避するためライブ大会前日になって捕獲し直したのですが、馬未捕獲のストーリー進行しているデータが1つしかなかったためドイツ語ロム(親名キュアグレース)で捕獲して本番に臨むことになりました。お大事に。

【負けてしまった相手】

予選2戦目:レイスロン毛ウーラタンザン@イマサカ選手

予選を5戦全勝15Pで通過したイマサカ選手(準優勝)のセキタンザンに手も足も出ないまま完封されたそうです。セキタンザンへの対処は何度か練習したのですが最後まで的確な対処ができず苦手意識が強かったようです。

予選3戦目:イエポリブリザ@トダ選手

娘が単純にトリックルームへの対処が苦手だというのが大きな要因ではありますがトダ選手のお父様がバルドルさんのご友人らしく、構築を譲り受けてみっちりトレーニングを積んできたそうです。まだ小学生2年生だそうで末恐ろしいです。4匹目を拝むことすら叶わず完敗でした。

本戦1戦目:レイスロン毛ウーラタンザン@ササキ選手

予選と同じ相手ではないです。試合がたまたま保護者席から見える卓で行われたので全て見ていたのですが1本目を取られた後、初手の並びを全く同じ選出で出しながらダイマのタイミングをズラして粉を振り2本目取り返していたのは素直に驚きました。ただ3本目では相手が上手く対処してきて惜しくも負けてしまいました。苦手意識が強いセキタンザン相手に1本取れただけでも褒めてあげたいです。

【結果】

ライブ大会予選3-2で5位通過

本戦1回戦敗退でベスト8の結果となりました。

本戦2回戦に進出したのは全員予選ベスト4のプレイヤーだったので実質5位みたいなものですね!!!

一昨年はグラバナゼルネでINC突破(自分が仕事の為辞退)

去年はアシレライチュウポケモン日本一決定戦47位(2021予選免除獲得) と来て今年は遂に結果を残すことができました。

実を言うとサクサクは今年でいい加減引退かな?と思っていたのですが、来年のDay2の権利をいただいてしまったので一応聞いてみたところ物凄く食い付いてきたので父と娘のポケモンの日々はもう少しだけ続きそうです。

…貯金しないと…‪('A`)‬

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※需要があるとは思いませんが一応レンタルPTの方も上げておきます。